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バレンタイン


.2004.02.14

バレーボール部(同好会)のみんなでスキーに行くことになり、本社前に集合していました。
と、そこへ組合機関紙を一緒に作ったことのある東京支店の女性が歩みよってきて

「これを・・・」

と菓子包みを渡されました。

「え?どうしたの?」

名前も覚えていない人から唐突のいただき物でしたので面食らいました。

「皆さんで食べてください。」

と言い残してその人は足早に立ち去っていきました。
日銀裏の東京支店から本社まで歩いて5分ぐらいでした。



「いったいどうしたんだろね。」

と、なおも合点のいかない私にバレー部のボスキャラ、人事部の洋子があきれ顔で

「バッカねぇー。バレンタインのチョコに決まってるじゃない!」



初耳というわけではありませんでしたが、建設会社というガサツもんの集まりの中ではバレンタインのチョコなど見たこともなく、2月14日がその日だとは知らなかったのです。
おかげでスキー旅行の間じゅうずっと、女子部員に冷たい目で見られていました。



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自育不利人の たそがれ懐古録