酒の味
これでいいのかな
と思わぬでもないけれど
そんなもの酔っ払って忘れてしまえ
酒の味がわかるでなし
ミルクだって水だって何だっていい
グラスの中に満たされた
おまえの笑顔を飲み干してしまえ
もうすぐおまえは秋田に帰る
その恐ろしい日が来るまでの
束の間の時間に
燃え尽きてしまえ
S50.02.17