Windowsの使い始めははバージョン3.1です。 このころオーテクスを設立し、大阪の富士印刷と提携して入力業務を行うためにNECのPC9821RAを5台まとめて買いましたが、実際の入力はソフトの関係で向こうの持ち込んだ本物のIBM PC/ATでした。 なにせ入力していたのは日本語ではなくて、スペイン語、ドイツ語など英語以外のヨーロッパ言語でしたから。 Windows3.1はあんまり扱いやすいOSではありませんでしたが、表計算のマルチプランを使ってみたかっただけです。 インストールにはフロッピーを十数枚とっかえひっかえしなければならず、付きっ切りで半日掛かりました。 CDROMから起動してインストールできる現在からは想像もできません。 WindowsになってみるとNECである必要はまったくなくなったことに気がつきました。 DOS/Vでさえもう必要はなくなったのです。 NECももちろん気がついてDOS/Vに摺り寄りコスト削減を図りましたがときすでに遅し、あれだけ強固だったNEC98シリーズの天下はあっという間に終焉しました。 |