Intelの本格的32ビットCPU、 80486の時代になるころ、日本のパソコン市場で異変が起きました。 世界市場ではIBMのPC/AT、と言うかその互換機が標準だったのですが、日本では日本語表示の壁があってNECの独占でした。 ところが漢字ROMもなにもなくて標準のAT機に日本語を表示するOSをIBMが開発したのです。それがDOS/Vです。 最初は文字化けも多かったし、9801のほうがソフトも豊富だったので横目で見ているだけだったのですが、NECの80486DX2のパソコンはあまりにも高価でした。 このころDOS/Vマガジンが創刊され、広告には魅力的なDOS/Vマシンが並び、ついに意を決して、確か日本IBMの社長をしていた椎名さんが作ったプロサイドと言う会社から最初のDOS/V機を買いました。 それがProcima VL-1です。 |
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まだ現役で講習用に使っている Procima VL-1 ただし、マザーボードは二回ほど取り替えて、いまはPentium120MHzぐらいは乗っていると思う。 NEC9801からDOS/Vへの端境期だったので5.25吋ドライブと3.5吋のFDDを積んでいる。 その3.5吋も98シリーズの1.25MBとDOS/Vの1.44MBの両方が読めるように切替スイッチがついためずらしいもの。 これも無印8801と一緒に捨てがたいパソコンになるだろう。 windows98はインストール中に止まってしまい、いまだにご覧の通りの95が動いている。 原因は骨董品のCDROMか、サウンドボードのJAZZだと見当をつけている。 5.25吋のFDDにCDROMを突っ込んだ講習生がいて、取り出すのに苦労した。(-_-;) |