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無印8801


.2006.09.02

当時まだパソコンはマニアしか使っておらず、シャープ派、富士通派、NEC派が中原(ちゅうげん)に覇を称えようと争っていました。
(ついつい三国志のノリになる)
シャープ派の干場君に対し、σ(^_^)は先見の明があったのでNECが主流になるとにらんで新発売のPC8801を選んだのですが、予約して4ヶ月も待たされたあげく、ビタ一文まからず定価で買いました。(T_T) 
8801の後ろに何もアルファベットのつかない無印8801は22万八千円で本体のほかはキーボードしかついていませんでした。
ハードディスクはおろかフロッピーもなく、別売りのカセットレコーダも買えずプリンターも買えず、手持ちのラジカセをつないでいました。
信じられないかもしれませんが、データは普通のカセットテープに音としてセーブしていたのです。
ゲーム一本やるためにはカセットでピ〜ヒョロロと三十分ぐらい待たされました。
ピ〜ヒョロロは体験した人でないと意味がわかりませんが、ロード中にスピーカーからそんな音が聞こえるのです。
いくらなんでもディスプレイはいるので白黒を買いましたが、ディスプレイなしで使っているやつがいるという伝説もありました。(^^;)
その後まもなく、5.25吋2Dフロッピドライブ(略してFDD)を内蔵したPC8801MK2が発売されてFDD内蔵が常識になりました。

NECの98シリーズはOSがWindowsになるとまったく使い道がなくなりましたので廃棄処分しましたが、最初に買った無印PC8801だけは捨てがたくて今も残しています。
ドアドアもやろうと思えばできるはず・・・・


いまだ捨てられずにおいてある無印8801の雄姿。
これでたぶん50万ぐらい掛かっている。
左が専用のデータレコーダ、PC-6082。
と言っても音楽テープを入れると音が出る、中身はただのモノラルカセットレコーダ。(^^;)
その前がツクモの四人マージャン。当時3,800円。
ドアドアはどっかにあるはずだけど見つからなかった。
今はパソコン販売の雄となったツクモ電機だが、このゲームを販売する以前はアマチュア無線機器を扱う専門店だった。
中央手前はキーボードで、その後ろの下になっているのが8801本体。
その上がずっと後で買った別メーカのフロッピードライブ。
5.25吋2Dだから一枚320kBの容量。
2D→2DD→2HDと容量は倍々で進化し、現在の3.5吋1.44MBに至っている。
カセットテープは一本でせいぜい64KB。というのは一本にプログラムひとつにしないと頭出しが大変。
このパソコンのCPUはZ80相当なのでどうがんばっても64kBしか扱えない。
このディスプレイはカラーだが、最初は白黒を使っていた。高かったので。
キーボードの右側はゲーム用のコントローラ。
キーボードのスペースキーで弾を連打するとすぐに壊れるので買った。

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自育不利人の たそがれ懐古録