直線上に配置

禁煙


.2004.02.18

禁煙は何度もしました。
「禁煙を始めるのは簡単だ、何度でもできる。」
という皮肉ではありません。
何かに躓くたび、吸い始めたり止めたりしてきました。

禁煙に失敗するのは手持ちのタバコを全部吸ってから止めようとするからです。
これだとごみ籠をあさるようになることは目に見えています。
コツはいつでも吸える余裕を持つことです。

まず、1カートン買っておきます。
そしてタバコが欲しくなったとき、二度に一度は我慢します。
これだと放射能の半減期と同じで理論的にはゼロになりませんが、一ヶ月ぐらいで止められます。
この時期は特に飲み屋に行かないことがミソでしょう。

おそらく1カートン買ったタバコの半分以上が無駄になりますが、禁煙できれば安いものです。
しかし一ヶ月掛かって禁煙しても元のヘビースモーカに戻るには三日もあれば充分です。


もう一つ、いやでも止められるのは命にかかわってきたときでしょう。
親父は生前

「タバコを止めてまで長生きしてどうする。」

とうそぶいていましたが、喉になにやら怪しげなものができて県立中央病院で診てもらい、

「手術しないほうがいいからそっとしておかなきゃしょうがない。」

という診断がでたときはとたんにぴったり止めていました。


直線上に配置

自育不利人の たそがれ懐古録