直線上に配置

コマ


.2004.02.08

ドラえもんには必ず空き地が出てきて遊び場になっていますが、今町の子供達の遊ぶところは乗光寺の境内でした。
遊びの種類は三角ベースのゴムまり野球、ビー玉、缶けり、瓦当て、だるまさんが転んだ、ケンケンパーなどの定番品のほか、技術を要するものにコマ鬼ごっこがありました。
ルールは手の上に回ったコマを載せ、回っている間だけ鬼も逃げ手も移動できると言うもので、コマを手に乗せられないとハナから参加資格がありません。
当然死活問題?なのでできない子は必死に練習するのでした。

できない子を救済するために1斗缶の蓋を地面に置いてその上にコマを回し、うまく載ったらその蓋を持つと言う方法もまあよかろうと特例は認められていました。
コマの扱いに少し慣れると左手に蓋を持ってその上に回すことができるようになります。
1斗缶から粉ミルクの蓋とだんだん蓋を小さくしていき、そのうち右手の手のひらにメンソレタームぐらいの大きさの蓋をゴムひもで止めて、右手でコマを回して乗せることができるようになると一人前でした。

みんなできるようになるといいかげん飽きてきますので、手乗りコマから綱渡りコマにバージョンアップしてみましたが、これは両手がふさがってしまって捕まえることができないと不評で、すぐに廃れてしまいました。

直線上に配置


自育不利人の たそがれ懐古録